ゆうさんの本棚

僕が読んだ本についてまとめた記事です。10分程度で読めるので気軽にお立ち寄りください。

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カテゴリ別に分けているので、興味のある本がある方はぜひ記事を読んでみて下さい。

そしてぜひ書籍を購入して自分なりにまとめてみてください。

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#10 父が娘に語る経済の話

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「経済」って難しくないですか?

私たちの身近にあるにも関わらず、なかなか理解しにくいものだと思います...。

ちなみに僕も経済は苦手です(一番苦手なのは法律関係ですが笑)。

そんな経済の成り立ちや今後の展望についてわかりやすく書かれた本を読みました。

『父が娘に語る経済の話。(ヤニス・バルファキス著、関美和訳、ダイヤモンド社)』です。

著者のヤニス・バルファキス氏は2015年のギリシャの経済危機の時に財務大臣を務めた人物です。

そのような歴戦の勇者が十代半ばの娘に話すために専門用語を極力省いてわかりやすく書いたのが本書です。

経済アレルギーの方でも気楽に読めると思います。

そのような本を僕なりにまとめてみました。

 

「余剰」が経済のはじまり

なぜオーストラリアのアボリジニはイギリスに侵略されたのでしょうか。

なぜアボリジニはイギリスを侵略しなかったのでしょうか。

歴史で当たり前のように習うことですが、疑問に思いませんか?

ちなみに僕は本書を読むまで疑問に思いませんでした(;一_一)

その答えは「余剰」にあります。

イギリスは気候や土地に恵まれていません。そのため、農耕社会が発達していきました。

そして農耕社会が発達していく中で「余剰」が生まれてきました。イギリスは気候も土地も貧しいので、余剰に作って蓄えておく必要があったのです。

そしてこの「余剰」から経済が生まれました。

どういうことか。

まず余剰を記録するために文字が生まれました。

また余剰分を貝殻などに記すことでそれが貨幣になりました。「この貝殻は将来麦1kg分になるからこれであなたの持っているリンゴ1kgと交換してほしい」といった感じです。

そしてこの貝殻は信用のもとに成り立っています。麦1kgと確実に交換してくれる保証がないとそもそも交換が成り立ちません。

この信用の大本が支配者や王家となり、将来は国家や政府になります。

また支配者や王家も自分を守る必要があります。そうして生まれたのが官僚や宗教、軍隊です。

また農耕の発達にはテクノロジーがかかせません。支配者が自分を守るためにも、テクノロジーの発展は必須です。

こうして「余剰」をきっかけとして多くのものが生まれ、経済ができあがっていきました。

しかし、オーストラリアのような国では「余剰」は生まれませんでした。

なぜならオーストラリアは土地も気候も豊かであるため、農耕を発達させる必要がなく、余剰をため込むこともなかったのです。

そのため経済が発達しませんでした。

物々交換を行う「市場」はあっても「経済」はなかったのです。

経済がなければ軍隊もテクノロジーも発達しません。そのため、イギリスがオーストラリアを攻めてきたとき、アボリジニはなすすべがなかったのです。

「市場社会」の発展

価値は大きく分けてふたつに分かれます。

  • 交換価値:市場で何かを交換するときの価値。市場価格
  • 経験価値:経験としての価値。

交換価値は簡単にいうと値段です。

経験価値は「お金で買えない価値がある」と言い換えるとわかりやすいかもしれません。

今の世の中を見てみると、多くのものが交換価値になっているのに気づくと思います。

自然の中を歩き回るのにお金を払う、芸術品に値段をつけるのがその典型だと思います。

この200年から300年の間に、さまざまな場所で交換価値が経験価値を打ち負かすようになりました。

そのきっかけはイギリスで行われた「囲い込み」という改革です。

これにより「労働者」や「生産手段」、「土地」が交換価値になりました。

そして人間が利益を追求するようになっていき、交換価値が経験価値を大きく上回っていきました。

なぜ利益を追求するのか。

それは生産後に余剰を分配するのではなく、生産前に分配するようになったからです。

つまり生産前に負債、借金を抱えるようになったのです。

お金を借りないと事業は起こせません。設備や土地を借りることも買うこともできませんし、人を雇うこともできません。そのため、事業を起こす前にお金もしくは収穫後の作物などを払うのです。

そして負債、借金がある以上、それを返さないといけません。

負債、借金を返すために働くのです。

産業革命の原動力は石炭ではなく、借金です。

市場社会では、すべての富が借金によって生まれるのです。

銀行はお金をパッと出す

借金がなければ利益が生まれません。利益が生まれなければ余剰もありません。

しかし、利益と富を生み出す仕組みが金融危機や破綻も生み出します。

どういうことか。

事業を興すためには借金が欠かせません。多くの人は銀行からお金を借りないといけません。

では、銀行はどこからお金を生み出しているのでしょうか。

それはどこからともなくパッと出します。

口座残高に0をいくつか付け足すだけです。

それだけです。それだけでお金を貸すことができます。

さらにいうと予想される未来をのぞき込み、そこからお金を持ってきています。

では、見る未来を間違えるとどうなるのか。

貸したお金を回収することが難しくなります。

つまり金融危機や破綻を促してしまうのです。

選ばなければ仕事があるという矛盾

選ばなければ仕事はいくらでもある。

本当にそうでしょうか。

労働市場は経済の先行きに対する楽観と悲観に左右されます。

採用を考えている企業が未来を不安視していれば、そもそも採用することはありません。

会社を守ることを考えます。従業員の賃金を下げたり、社員数を削減したりします。

このような対策を行えば求職者で労働市場はあふれかえります。

なのに企業は未来を不安視しているので人を雇おうとはしません。

そのため、選ばなければ仕事があるというのは間違っています。

万人が仕事にありつけるようにはなりません。

そもそもそのようにスムーズに機能する世界を阻んでいるのが、おカネと労働力なのですから。

本書にはこのように書かれています。

経済が社会の「エンジン」で、借金が「燃料」だとしたら、労働力はエンジンに点火するための「火花」で、おカネはエンジンを滑らかに動かし続けるための「潤滑油」だ。

つまり労働力とおカネにはエンジンを動かす力がある一方で、エンジンを止める力も、再起動を阻む力もあるのです。

自動化の罠

僕の会社でも自動化を進める動きがあります。

むしろ今、程度の違いはあれど自動化を進めていない会社は少ないのではないでしょうか。

しかし、自動化が猛スピードで進んでいる現代では、事業が成り立たないほどに価格が下がる可能性がこれまでになく高まっています。

なぜか。

  1. 「自動化」でコストが下がる。
  2. 企業間の「競争」によって価格はそのコストを大きく上回らなくなる。
  3. そもそもロボットはものを買わないので「需要」が下がる。 

といった流れです。

これにより経済危機を迎える可能性はありますが、経済危機を迎えると、

  1. 多くのライバル企業が倒産して競争が減る。
  2. 短期的に見て機械を買うより人間を雇う方が安上がりになる。

といった流れで今度は労働者の需要が高まります。

つまり自動化を進めることで経済が滞る可能性があるのです。そして最終的には人間の需要が上がる可能性があるのです。

労働者が機械化に抵抗することは、雇用主も含めて市場社会全体の得になるのです。

未来に向けて

さてここまでいろいろと書いてきました。

未来に向かっていくうえで意識していかないといけない考え方があります。

それは、交換価値が経験価値を打ち負かすようになって、市場社会が生まれたということです。

そして交換価値が経験価値を打ち負かすようになったことで、人類は生命を司る地球と衝突するようになりました。

例えば、マングローブ林を切り開いてエビの養殖池を作る行い。マングローブ林には経験価値があります。船で木や豊かな生態系を眺めたりすることは楽しいですし、思い出になるでしょう。

しかし、交換価値はありません。

なので、マングローブ林を切り開きます。そこでエビの養殖をします。エビには食料としての交換価値があります。

またエビを養殖するのに必要な設備にも交換価値があります。池を作るのに業者を雇えば、彼らにお金が支払われます。

このように交換価値が経験価値を打ち負かしたことで人類は地球を破壊しているのです。

最後に

本書はもともと難しい経済の話をかなりわかりやすく書いており、要約されたような内容であるためまとめるのがきつかったです...。

拙いところはたくさんあると思いますが、ご容赦ください。

本書はど経済が苦手な僕でもおもしろく、サクッと読めたのでかなりお勧めです。

経済について知りたいという方にとっての導入本としては最適だと思います。

そしてこの本を読んで考えてほしいのは、過去のことではなくこれからの未来のことです。

著者はこの本を十代半ばの娘に向けて書きました。つまり、自分の頭できちんと考えて、経済や地球について知って、そのうえで未来を決めて欲しいという願いが込められています。

交換価値が経験価値を打ち負かし、地球と対立しているこの状況で何ができるのか。

広い視野で眺めて真剣に考えてみてください。

それではここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

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#9 LIFE SPAN 老いなき世界

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誰でも歳をとると老いていきます。

「老化」は避けれないもの。世間の常識になっています。

しかし、「老化」の研究はかなり進んでおり、「老化」は治せる病気との意見もあります。

今回は「老化」は病気であるということについて書かれた本『LIFE SPAN 老いなき世界(デビット・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント著、梶山あゆみ訳、東洋経済新報社)』について僕なりにまとめていこうと思います。

僕は大学院で「老化」に関する研究を行っていたのですが、「老化」は病気であり、予防でき、治せるものという意見はとても新鮮でした。

本書はかなり専門用語が多いです。なので、極力かみ砕いてわかりやすくまとめていきます。

 老化の唯一の原因

老化の主な原因として何が思い浮かぶでしょうか。

老化の原因として考えられているものは多々あります。

これらが老化の原因であり、特徴です。専門用語が多くてわかりにくいですね(*_*;

こんなに多くの原因があるのかー、程度の認識でよいです。

これら、もしくはこれら以上に多くの原因が複雑に絡み合って老化という現象が起きている。ひとつをたたいてもほかの原因によって老化が引き起こされる。

というのが僕の認識でしたし、世間一般の認識でもあると思います。

しかし、著者の考える老化はもっとシンプルです。

  • エピゲノム情報の喪失

これだけです。

エピゲノムとは親から子へ伝わるもののうち、遺伝子つまりDNA以外のものを指します。

DNAについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

 

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 しかし、DNA以外にも伝わるものがあります。それがエピゲノムとよばれるものです。

例えばDNAをCDとしましょう。音楽の情報はCDに記録されています。

そしてCDを聞くためにはCDコンポやPCなどのように再生機が必要です。

エピゲノムはこの再生機にあたります。

どの再生機にかけるかによって同じCDでも聞こえ方は異なりますよね。臨場感たっぷりに聞こえるものもあれば、音がとぶものもある。壊れていて再生できないものもあるでしょう。

生物でも同じことが起きています。

DNAは設計図です。膨大な情報が書かれていますが、それだけではうまく生命を形作ることはできません。親から子へエピゲノム、つまり再生機がわたされてはじめて生命を形作ることができるのです(すべてエピゲノムでまわしているわけではないですが)。

しかし、時間が経つにつれてこの再生機は調子が悪くなっていきます。これこそが老化です。

いわゆる長寿遺伝子とよばれるものはこのエピゲノムに関与しています。

ではエピゲノムが変化するとどのようなことが起こるのか。

細胞のアイデンティティがなくなります。

生物の体は多くの種類の細胞によってできています。目の細胞と皮膚の細胞は明らかに性質が違うとわかりますよね。

しかし、どちらも設計図であるDNAは全く同じです。ただエピゲノムなどの機構によって設計図で使用するページが違っているだけです。

エピゲノムが変化すると皮膚の細胞というアイデンティティが失われます。つまり何にでも化けることができる細胞になるのです。

一見良いように聞こえるかもしれませんが、細胞は明確な役割が各細胞にあります。その役割から外れ、自由気ままにふるまうのです。1個ならまだよいかもしれませんが、複数あったらどうでしょうか。

学校の授業でおとなしく授業を聞かず、複数の生徒が自由気ままに暴れまわっているのと同じ状態になります。

まさに学級崩壊です。

もし、細胞が永久にアイデンティティを失わなければ私たちは何千年、もしかしたらそれ以上に長く生きることができたかもしれません。

老化は「エピゲノムの喪失」から起こるひとつの病気なのです。

老化によって起こるほかの症状はその合併症でしかないのです。

今からできる老化対策

老化は病気。

ならば老化は風邪のように予防できるはずです。

さすがに現在医学では100%老化を予防することはできませんが、以下の方法である程度の予防はできます。

  • 食べる量を減らす
  • 間欠的断食
  • アミノ酸を抑制する
  • 運動をする
  • 快適とはいえない温度に身をさらす
  • タバコや有害な化学物質、紫外線を避ける

これの方法である程度遅らせることはできます。

共通していることとしてはサバイバル回路を活性化させるということです。

ある程度栄養を制限したり、厳しい環境に身を置いた方が長生きするためのメカニズムが活性化します。

ただし、どの方法も過度にやることは禁物です。

食べる量を減らすことはしても、栄養失調になれば命を落とす危険性もあります。寿命を縮める可能性もあります。

きちんと調べて知識を身に着けたり、知識がある人の指導の下で行ってください。

また老化を予防する薬として以下のものが注目されています。

これらを日常的に飲んでみるのもよいでしょう(ただし服用量には気をつけて)。

長寿世界への懸念

これから老化の研究が進んでいくことで、人類の寿命は大きく延びていくことでしょう。

科学技術は想像を超える速さで進歩しています。

近い将来には100歳を超える人たちは珍しくなくなるでしょう。

しかし、希望があれば多くの懸念が存在します。

  • 100年辞めない政治家が世界を牛耳る
  • 人口問題
  • 大量消費・大量廃棄
  • 社会保障
  • かつてないほど広がる格差

これらの懸念のごく一部であり、細分化すればさらに数は増えるでしょう。

しかし、だからといって、未来に希望がないわけではありません。人類は常に限界というものを押し広げてきました。

今の地球の人口78億人も限界を押し広げてきたからこそ可能になったのです。

何よりも一番の問題は、未来を他人事だと思ってしまうことです。

長寿社会は間違いなくやってくるので、それを他人事と思わずに向き合っていくべきなのです。

最後に

今回はまとめるにあたって専門的なことや実験的な証明の部分は省きました。

生物学にある程度精通していないとなかなか読み解くのは難しいと思いますが、なんとなく把握するだけならば生物学をかじっていなくても大丈夫だと思います。

科学の発展と明るい未来にぜひ希望をはせてみてください。

最後に、僕が本書の中で気に入っている文を書いて終わろうと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

老化は1個の病気である。私はそう確信している。その病気は治療可能であり、私たちが生きているあいだに治せるようになると信じている。そうなれば、人間の健康に対する私たちの見方は根底からくつがえるだろう。

 

#8 Joy at Work

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2015年、アメリカの『TIME』誌で「世界でもっともの影響力のある100人」に選ばれたこんまりこと近藤麻理恵さん。

世界中に片づけブームを彼女が巻き起こしたといっても過言ではないのかもしれません。

その近藤麻理恵さんが共著で仕事に対する片づけ方をまとめた『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる(近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン著、古草秀子訳、河出書房新社)』を書かれました。読んでみたところおもしろかったので、僕なりにまとめていこうと思います。

 

片づけが必要な理由

そもそも片づけってなぜ必要なのでしょうか?

片づけが必要な理由としては「ときめき」を手に入れられるということが大きいです。

1,000人の働くアメリカ人の成人を対象に調査したところ、90%の人が「散らかっていることが人生に悪影響を及ぼしている」と感じていました。

なぜか?主な理由としては「生産性の低下」「精神状態の悪化」「意欲の低下」「幸福度の減少」があげられます。

「散らかっている状態」というのは、つまり「ときめかない状態」ということなのです。

散らかっていると仕事に集中することができず、他のことに自分の時間も気もとられてしまいます。

データによるとモノを探すことにかけている時間は、従業員一人当たりで年間約1週間。デスク周りやPC内が散らかっている人ならばさらに多くの時間を失っていることでしょう。

片づけをすることで自分の仕事に対して迷いなくエネルギーをそそげるようになります。

なぜなら自分がときめいて仕事をすることができる空間を作ることができるからです。

実際に近藤麻理恵さんも会社員だった時代に、多忙により散らかってしまったデスクを片づけたことで生産性が大きく向上したみたいです。

片づけというのは自分がときめく空間を作ることなのです。

片づけでリバウンドしないためにも

片づけリバウンド。誰でも経験があると思います。

せっかく片づけたはずなのに気が付いたら散らかっている。ダイエットのリバウンドと同じですね。

なぜ片づけリバウンドが起こるのでしょうか。

それは「片づけ前のマインドセット」の違いです。

片づけ前に片づけた後の自分の理想の働き方をイメージすると、リバウンドしにくくなります。

だからこそ片づける前に自分の理想の姿、つまり目標を持ちましょう。

では、どのように目標設定すればよいのか。

大切なのは「環境」「行動」「感情」の3要素です。

中でも特に大切なのは「感情」です。

あなたは片づけたらどんな「感情」で仕事ができそうですか?楽しくできそうですか?ワクワク仕事ができそうですか?大切な人のために働けそうですか?

できる限り詳細に想像してみましょう。

ダイエットでも同じですよね。着たい服があるからダイエットする。それを着た自分を想像しながら。

そして実際に痩せて、その着たかった服が着れた時の嬉しさは代えがたいものがあると思います。

そしてその嬉しさを継続するためにもリバウンドしないように努める。

片づけもこれと同じです。

片づけ前に片づけた後の自分の姿や周りの様子をイメージする。

そうすることで実際に片づけた後の達成感ややる気は代えがたいものがあるでしょう。

そしてそのやる気を継続させるためにもリバウンドしないように努めるでしょう。

また実際に片づけをするさいにはあなたの幸せにつながるモノを残しましょう。

そして手放すものには感謝しましょう。

残すものは家族の写真や気分の上がる置物などを残しておいてもかまいません。

その方が仕事をする際にときめくなら。

手放すものは感謝をこめて。ありがとうの気持ちをこめて手放しましょう。

片づけのポイント

さて本書ではこの後に仕事場の片づけ、データの片づけ、時間や人間関係の片づけなどを具体的な方法で記しています。

それらは方法は違えど共通している点が多々あります。

  1. ときめきを感じられるものを残すこと
  2. 手放すものには感謝の気持ちを持つこと
  3. 目標を明確に持って片づけること

主にこの3点はどの片づけにおいてもほぼ共通しています。

例えば時間を片づける時。時間を片づけるとは自分にとって不要な時間を減らすということです。

その際のポイントは

  • ときめきを感じる活動に時間を割いて、そうでない時間を減らすこと。
  • 本当にやりたいことは何なのか、自分はどんな人間なのか、それをしっかりと心にとめておくこと。

です。

他の片づけにも同様なことがいえます。

個人的な感想としてはこの3点をいかに満たすかが片づけにとって最も大切なのだと思います。

ノウハウは多々あれどこの3点を常に意識するだけでも身の回りは片付いていくのかもしれません。

最後に

片づけの具体的な方法はほぼ書かずにここで締めたいと思います(笑)。

僕としては上に書いた

  1. ときめきを感じられるものを残すこと
  2. 手放すものには感謝の気持ちを持つこと
  3. 目標を明確に持って片づけること

この3点をどの片づけでも意識すれば良いように思います。

片づけによってはさらなるポイントが加わります。また具体的なノウハウも。

気になる方はぜひ本書を手に取ってみてください。

ちなみに本書には「会議を片づける」という章があります。

会議の片づけ、方法についてさらに気になった方はこちらも読んでみてください。

 

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それではここまで読んでくださってありがとうございました。

#7「NO FLOP 失敗できない人の失敗しない技術」

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企業や個人でも様々な製品やサービスを売り買いすることができる時代、マーケティングの知識は必要といっても過言ではないでしょう。

しかしマーケティングの知識を持っていても「この商品(サービス)なら売れる!!」と確信して、世の中にリリースしても思った以上に売れないことがほとんどです。

それはひとえにマーケティング戦略の失敗が原因でしょう。

マーケティングは奥が深く、一朝一夕では身につかないものです。

今回はマーケティングの中でも商品開発について書かれた本『NO FLOP 失敗できない人の失敗しない技術(アルベルト・サヴォイア著、石井ひろみ訳、サンマーク出版)』についてまとめてみました。

目次

 

 事実を直視しろ

どれほど有望に見え、担当者が情熱を傾け、計画を巧みに実行したとしてもほとんどの新製品やサービス、新規事業は失敗します。

それは世界的な大企業といえども過言ではありません(例えばgoogleグラスやトヨタのヴェロッサなど)。

自分自身や自分のアイデアについては失敗と無縁と思うかもしれませんが、事実とは仲良くしなければいけません。

そもそも新製品を市場に送り出す際には、失敗は常に選択肢の一つです。

適切なA × 適切なB × 適切なC × 不適切なD × 適切なE(等々)

= 失敗

 新製品を販売する際には上記のような掛け算が行われます。その中に一つでも不適切なものがあった場合は失敗します。

どれだけ大きな数字でもゼロをかければ答えはゼロになります。

どんなに優れたアイデアでも同様です。90%は失敗します。

そもそもマーケティングや商品開発の能力や経験は、市場が求める製品を長期にわたって成功させるためには欠かせないものですが、市場に出て売れるかどうか全くデータのない新製品を手掛ける場合には無意味です。

失敗の多くはそもそものアイデアが悪かったために起こります。

ライトイット(The Right It)
適切に実現すれば市場で成功するアイデア

ロングイット(The Wrong It)
たとえきちんとつくって売ったとしても市場で失敗するそもそもが間違ったアイデア

 成功するためには「ライトイット」でなければなりません。しかし、そもそも「ロングイット」だということに気づかずに売り出しているものも多々あります。

イデアが優れているかどうかを調べるために市場調査は欠かせませんが、気を付けないといけないことがあります。

そもそも「意見」は「データ」ではありません。

「意見」は「身銭」が全く切られていない場合が多いからです。

ここでいう「意見」は調査や試験で得られた意見やSNSでのいいねやリツイートやフォローのことです。「身銭」とはそもそものお金や時間、メールアドレス、住所などのことです。

SNSで紹介して「いいね」が多くても、売れない理由は実際に金銭を使用した人がほとんどいないからなのです。

では、どのようにすればよいのか。次からは『NO FLOP!』で紹介されている思考ツールを紹介します。

最強の思考ツール

まずそのアイデアを商品(サービス)化したとして、売れるかどうか仮説をたてないといけません。

仮説は3段階の流れがあります。

  1. MEH(市場の反応に対する仮説)
  2. XYZ仮説(仮説をより明確にしてくれる公式)
    少なくともXパーセントのYはZする。
  3. xyz仮説
    MEHやXYZ仮説をやや小規模でシンプルにし、今すぐ検証できるようにしたもの。

これだとわかりにくいので、実際に著者が思いついたアイデアである「BusU(通勤中のバスの車内で勉強会を行うというサービス)」を例にしてみると、

  1. MEH
    通勤時間が長いビジネスパーソンの多くが、バスに乗りながらクラスを受講するために大学の授業料並みの費用を支払う。
  2. XYZ仮説
    通勤時間が片道1時間以上かかるビジネスパーソンの少なくとも2パーセントは、大学の単位としても認定される10週間の講座を少なくとも年1回受講するために3,000ドル支払う。
  3. xyz仮説
    サンフランシスコからマウンテンビューに通勤するグーグルのエンジニアの少なくとも10パーセントが、人工知能 (AI) を専門とするスタンフォード大学教授がバス内で教える1週間のクラス「はじめての人工知能(AI) 」を受講するために300ドル支払う。

xyz仮説は「超ズームイン」とも呼ばれており、検証しやすい形にする必要があります。

また、実際はxyz仮説はその検証内容(メールアドレス、時間、金銭など)から複数たてて検証するのが良いです(ここでは1つにしましたが、本書では他に2つのxyz仮説をたてています)。

xyz仮説を検証する方法として、「プレトタイピング」という方法が紹介されています。

「プロトタイプ」との違いですが、「プロトタイプ」は実際に商品やサービスを作ってから検証します(アニメなどのプロトタイプ型のロボットなどを想像してみてください)。

それに対して「プレトタイプ」は商品やサービスはまだできていませんが、できた体で検証します。

例えば、IBM社はまだ一般家庭に広くコンピューターが普及しておらず、プロのタイピストが会社に欠かせなかった時代に「音声認識技術」によって入力するソフトの開発・販売を検討しました。

今でこそ音声入力は一般的ですが、IBM社が検討していた時代では画期的な技術であり、実際に開発するとなると数年~十数年はかかったことでしょう。

「プロトタイプ」を作成するだけでも莫大なお金と時間がかかります。「プロトタイプ」を作って、検証してからダメでしたでは後の祭りです。

では、どうしたか。

IBM社は買ってくれそうな人々をとある部屋に集めました。その部屋の中にはマイクとボックス型のコンピューターがありました。マイクに向かって話すと、部屋内にあるボックス型のコンピューターに話したとおりの文字が入力されました。

「あれ?プロトタイプを作ったの?」と思うかもしれませんが違います。

別室に控えているプロのタイピストがマイクに向かって話された通りに画面上に文字を打ち出していたのです。

マイクに向かって話す人たちは別室に控えているプロのタイピストが自分たちの話した言葉の通りに文字を打っていることを知りません。そのため自分の言ったことをコンピューターが認識して、画面に文字が入力されたと思い込んでいました。

これが「プレトタイピング」(ふりをする)ということです(ちなみにIBM社はこの結果を受けて、音声認識技術の問題点を把握したため開発を諦めました)。

プレトタイピングの手法は多々あります。IBM社のようなやり方だけではありません。

商品やサービスによって様々です。「ニセの玄関」型、「ファサード」型、「ラベル貼り替え」型などなど。

気になる方はぜひ本書を読んでみて下さい。「プレトタイピング」の「型」は書ききれないぐらいたくさんありますし、著者も紹介したもの以外にも様々な「型」を考えてくださいと述べているので。

「プレトタイピング」では集まったデータはデータ分析を行わないといけません。

データ分析を行うことで改良点も見えてきますし、本当に市場で売れるかどうかを判断することができます。

では、どのようにデータ分析を行えばよいのか。

ここで重要となるのが、「身銭」を切ってくれない限り、その相手はお客様(またはユーザー候補)ではなく、単なる観客にすぎないということです。

売れる商品やサービスを作る以上は、「意見」も「いいね」も「リツイート」も身銭を切ってくれなければ全く価値はありません。

そのため、有効な電話番号やメールアドレス、または時間だったり、実際に切られた(切ろうとした)金銭に対してポイントをつけます。「いいね」や「リツイート」にはポイントはつきません、ゼロポイントです。

そのポイントの合計から本当に市場に出したら売れるのかどうかを判断するのです。

またデータは量よりも質を重視します。

ポイントが低くてもあきらめずに改良していくことも重要です。

最低でも3~5種類の実験を何回かしましょう。

そうすることで自分のアイデアにも自信が持てますし、より広く意見を知ることができるとともに、より良いものへと改良していくことができます。

採用面接でも1回では判断しにくいですよね。

最後に

本書では、この後に「成功するための「戦術」」として実践例が書かれていますがここでは省略します。

僕はマーケティングについては素人です。

そんな僕でも、マーケティングを学ぶ上でこの『NO FLOP!』はぜひとも読んで欲しいと思います。

マーケティングで注意すべきこと、役に立つ戦術、戦術の使い方がわかりやすく書かれています。

マーケティングを知りたい!!、という方はぜひとも読んでみて下さい。

それではここまで読んでくださってありがとうございました。 

#6「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」

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やりたいことをやったり、自分を変えたりすることは「意志力」だけではうまくいかないことがほとんどです。

意志の力には限界があります。

だからこそ「意志力」よりも大切なことは、「環境を変えること、環境を作り出していくこと」です。

例えばあなたがダイエットをしようと思っているなら、ダイエット管理アプリを入れたり、ダイエット仲間を作ったりして、否が応でもダイエットしないといけない環境にすることがダイエット成功の一番の近道です。

今回は「意志力」ではなく、「環境」によって自分を変える戦略が書かれている『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略(ベンジャミン・ハーディ著、松丸さとみ訳、サンマーク出版をまとめてみました。

目次

 

人間は「環境」の産物

人は、一緒に過ごす時間がもっとも長い5人を平均した人物である。

ジム・ローン(著作家、講演家)

例えば、あなたの周りに犯罪者予備軍のような人しかいなかったとしたら、あなた自身も周りに影響されて犯罪者予備軍になってしまいます。

逆にあなたの周りが素晴らしい人であふれているならば、あなた自身も素晴らしい人になるでしょう。

入ってくるものがごみであれば、出ていくのもまたごみです。

付き合う人は真剣に考えないといけません。

環境は自分で「作る」ことができます。

付き合う人を変えることができるのも自分です。

「信頼」も場合によっては買うことも可能です。

『FULL POWER』ではネイトという人物が紹介されています。

ネイトは著者の友人の不動産業者です。

ある時、ネイトは「車のアップグレードが、自分のビジネスにどう影響するかを確かめる」という実験のために、高級電気自動車テスラにカスタム仕様を施したものを、11万ドル(約1,150万円)以上出して購入しました。

テスラを買ってから1か月後ネイトは、

  1. ソーシャルメディアで自分のテスラを紹介し、購入した理由を書いたところフォロワーが急増した。不動産関係者からの友達申請は2,000件以上あった。
  2. ネイトが手掛ける不動産関係の教材の売り上げは4倍になり、購入後2ヶ月で車の元がとれた。そして、そのおかげで”身近にいる権威的存在”とみなされるようになった。
  3. ネイトは「信頼できる人物」とみられるようになった。プライベートなイベントにも招待されるようになった。
  4. ネイト自身もかっこいい車を運転していると、素晴らしい気分になった。自信はどこまでも高まっていった。

このようにネイトはテスラを購入してから大きな変貌を遂げました。

きっかけは高級車を買っただけです。それで大きな「信頼」を手に入れました。

ネイトは自ら環境を変えようとして成功した人物です。

人の人生とは、その人を取り巻く社会的通年の産物です。

「カチッサー効果」と呼ばれるものがあります。

カチッサー効果
ほとんどの人は、自分が達成したい目標とは相反するような環境に自分の行動を託してしまっていること。

いくら、新年のはじめに目標を立てようが意味がありません。そもそもその目標を叶えられる環境にあなたがいないのですから。

ではどういう環境に身を置くべきでしょうか。

何かに秀でるには、多大な努力を要する環境からゆっくり休める環境へと、シフトし続けていく必要があります。

つまり頑張る環境とリラックスできる環境を作り出す必要があります。

意志力に頼るのをやめる

意志力に頼る方法をやめて、「環境」を作り出す方法として多くのことが書かれています。
その中で僕が気になったところをピックアップしてみました。

  • ジャーナルを書く
  • 「神聖な場所」を作る
  • 全てを「整理整頓」せよ
  • 初期設定を変更する
  • 「目標に向けた努力をやめる条件」を決めておく

これらは頑張る環境を作り出す条件であるとともにリラックスできる環境を作り出す条件でもあります。

例えば、「神聖な場所を作る」。

これはあなたが落ち着くことができる神聖な場所と考えてください。

場所はどこでも構いません。著者にとっては「自分の車」が神聖な場所です。

そのため自宅から離れたスポーツジムの駐車場に車を止めて、車の中で作業をしています。

 

「外的力」で驚異的なブーストを図る

自分自身で「環境」を変えることも大切ですが、さらに外的要因を使えばやりたいことを成し遂げるためのブーストが可能です。

自分がしたい行動を、「しなければいけない行動」へと変化させるのです。
人が腹を決めた瞬間に、神様も動き出します。

僕が気になった方法は以下の通りです。

  • 時間を決める(門限を作る)
  • 公言する。この際に、失敗した時の代償(罰)も決めておく
  • 「カネ」を先行投資する
  • 「腕のいいヒト」に上げてもらう
  • 自分の現段階以上の目標を作る
  • 「人の目」を利用する

個人的には「時間を決める」はオススメです。

僕もこのブログを書くときは時間を決めてやっています。

また、公言することで逃げ道をなくすことも良いでしょう。その際に罰をつくるとより逃げ道がなくなり、やるしかない状況になります。

大きな目標を追いかける際には「10倍思考」という考え方が利用できます。

「10倍思考」とは、何かを10倍の規模で考えると、それまでの間違った思い込みを修正せざるを得なくなったり、自分が恐れているものに真正面から対峙しなければならなくなったりすることです。

例えばあなたが年収を300万円から3,000万円にしたいと考えたら、人生やビジネスに対する自分のアプローチそのものを根本から変化させないといけません。

300万円なら受け身姿勢で言われたことをやるだけでもなんとかなりますが、3,000万円なら受け身姿勢ではまず無理ですし、大きな投資も必要になるかもしれません。

「10倍思考」、参考にしてみてください。

最後に

私たちは、建物を形作る。その後、建物が私たちを形作る。

ウィストン・チャーチル

まさにその通りだと感じました。

「環境」というのはまさに私たち一人一人が作り上げてきたものです。

そして、その作り上げてきた「環境」が私たちを作り上げます。

今の「環境」でダメならいったん「環境」を壊して、作り直す必要があるでしょう。

ぜひ今一度、「環境」を見直してみてください。

 

それでは、ここまで読んで下さってありがとうございました(*´ω`)

#5「仕事に関する9つの嘘 NINE LIES ABOUT WORK」

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仕事や企業にはいろいろな常識があります。

例えば、評価やフィードバックは大切、ホワイト企業ブラック企業がある、などなど。

常識は人によって異なるので、これらを常識と思っていない人もいるとは思いますが、一般的に広くまかり通っている常識や仕組みは多く存在します。

今回はその広くまかり通っている常識や仕組みについて切り込んだ『仕事に関する9つの嘘 NINE LIES ABOUT WORK(マーカス・バッキンガム、アシュリー・グッドール著、櫻井祐子訳、サンマーク出版についてまとめてみました。

目次

 

仕事に関する9つの嘘と9つのホント

さて、いきなり結論です。

仕事に関する9つの嘘

  1. 「どの会社」で働くかが大事。
  2. 「最高の計画」があれば勝てる。
  3. 最高の企業は「目標」を連鎖させる。
  4. 最高の人材は「オールラウンダー」である。
  5. 人は「フィードバック」を求めている。
  6. 人は「他人」を正しく評価できる。
  7. 人には「ポテンシャル」がある。
  8. ワークライフバランス」が何より大切だ。
  9. 「リーダーシップ」というものがある。

少なくともどれか一つだけでも信じていた人は多いのではないでしょうか。

さて、ではこれらの9つの嘘に対しての9つのホントです。

仕事に関する9つのホント

  1. 「どのチーム」で働くかが大事。
  2. 「最高の情報」があれば勝てる。
  3. 最高の企業は「意味」を連鎖させる。
  4. 最高の人材は「尖っている」。
  5. 人は「注目」を求めている。
  6. 人は「自分の経験」なら正しく評価できる。
  7. 人には「モメンタム」がある。
  8. 「仕事への愛」が一番大切。
  9. われわれは「尖り」についていく。

以上です。では、ここまで読んで下さってありがとうございました(*´ω`)

・・・・・・、はい、中身もきちんとまとめます。

といっても全てまとめると長くなるので、僕が気になった嘘とホントについてまとめます。

どの会社で働くかが大事

  • 大手で働くことが良い。
  • あの会社は辞めなさい。

などといったことをたまに聞きます。

日本において、そのようなことを言っている人もまだまだ少なくないでしょう。

大手や中小企業に関わらず、あなたの人生においてどの会社で働くかは重要ではありません。

はじめに選ぶときは「会社」として始まるかもしれませんが、それはすぐに全く別のものに変わります。

それは、「どのチーム」で働くかが大事、ということです。

評判が悪い会社でも「良いチーム」に入ると仕事を辞めにくくなります。

逆に、評判が良い会社に入っても「悪いチーム」に入ると仕事を辞めたくなります。

良いチーム、つまり好業績のチームの従業員は以下の8つの質問についてを高評価で評価します。

  1. 「会社の指名」に貢献したいと心から思っている。
  2. 仕事で「自分に期待されていること」をはっきりと理解している。
  3. 所属チームでは「価値観が同じ人」に囲まれている。
  4. 仕事で「強みを発揮する機会」が毎日ある。
  5. 私には「チームメイト」がついている。
  6. 「優れた仕事」をすれば必ず認められると知っている。
  7. 「会社の未来」に絶大な自信を持っている。
  8. 仕事でつねに「成長」を促されている。

これら8つの質問について高評価な人たちが集まっているチームは好業績の良いチームとなります。

ちなみにこの8つの質問は会社間よりもチーム間でのばらつきが大きいです。

つまり会社ではなく、チームで判断して会社を離れていくということです。

チームは総じて個人の居場所を作ります。

あなたがその会社を辞めるきっかけはそのチームが合わなかったり、不満があるということです。

転職するときには、優れた企業文化があるかどうかではなく、そのチームがよいチームをつくるためにどんな努力をしているのかを考えましょう。

優れた企業文化があってもそれが社員に浸透していなかったり、優れたリーダーがいなければあなたはまた転職を繰り返すことになるかもしれません。

チームとは、自分一人ではなしえない何かのために、一人ひとりの際立った貢献を活用する、人類史上最高の発明品なのです。

ちなみに余談ですが、先ほどの8つの質問はこの『仕事に関する9つの嘘』の中に度々出てきます。そして、これらの質問は回答者が曖昧に答えないようにとある工夫がなされています。気になる方は少し考えてみてください。答えがわからない方はぜひ、本書を買うことをオススメします(笑)。

またチーム文化のつくり方についてはこちらも読んでみて下さい!(^^)!

 

yusske.hateblo.jp

 

最高の人材は「オールラウンダー」である

あなたはリオネル・メッシを知っているでしょうか。あの史上最高のサッカー選手といわれているリオネル・メッシです。

メッシはサッカーボールでやるべきことのほぼすべて、パス、ドリブル、シュート、タックルのすべてを左足だけでやる選手です。つまりメッシは左足でのプレイに特化したからこそ、史上最高のサッカー選手になったのです。

会社にも同じことがいえます。

そもそも会社は、標準的なモデルに照らして社員を評価し、モデルにできるだけ近づくことを求めます。「最高の人材はオールラウンダーである」という嘘の上に会社は成り立っています。

しかし、オールラウンダーの方が優れているということは証明しようがありません。

世界をけん引してきた様々なリーダー、ジョン・F・ケネディやスティーヴ・ジョブズがオールラウンダーかといわれると必ずしもそうではありません。

特にスティーヴ・ジョブズは顕著でしょう。性格もあまりよろしくないみたいですし、会社を一度クビになっています。

実際に現実世界のハイパフォーマーは、個性的で際立っていて、自信のユニークなところを理解し、それを賢く伸ばしているので秀でています。

オールラウンダーが優れているというのは幻です。

成長とは実際のところ、欠けている能力を獲得できるかどうかではなく、すでにもっている能力のインパクトをどれだけ高められるかにかかっています。

だからこそ、得意なことに磨きをかけて伸ばしていくことが大切です。

ちなみに、人材に関してはオールラウンダーではなく得意なことを伸ばし秀でる「尖り」が大切ですが、チームに関してはオールラウンダーを目指すことが大切です。

様々な「尖り」をもった人たちが集まって、チームとしてオールラウンダーになれば良いのです。

ちなみにこの得意なことを伸ばし秀でる「尖り」はウソの9番目である〈「リーダーシップ」というものがある〉にも通ずるものがあります。

最後に

さて、いかがだったでしょうか。

9つの嘘ですが、まさにその通りだなと思います。

実際、頭の中では9つのホントはわかっていても、つい周りの意見や風潮に流されて9つの嘘を信じているように思います。

9つの嘘は著者たちの主張によると、会社の管理のしやすさなどがおおもとにあるみたいです。

そのため、管理のしやすさが本当に会社にとって良いのかどうかを再検討してみても良いのかもしれません。

それでは、ここまで読んで下さってありがとうございました(*´ω`)