ゆうさんの本棚

僕が読んだ本についてまとめた記事です。10分程度で読めるので気軽にお立ち寄りください。

#5「仕事に関する9つの嘘 NINE LIES ABOUT WORK」

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仕事や企業にはいろいろな常識があります。

例えば、評価やフィードバックは大切、ホワイト企業ブラック企業がある、などなど。

常識は人によって異なるので、これらを常識と思っていない人もいるとは思いますが、一般的に広くまかり通っている常識や仕組みは多く存在します。

今回はその広くまかり通っている常識や仕組みについて切り込んだ『仕事に関する9つの嘘 NINE LIES ABOUT WORK(マーカス・バッキンガム、アシュリー・グッドール著、櫻井祐子訳、サンマーク出版についてまとめてみました。

目次

 

仕事に関する9つの嘘と9つのホント

さて、いきなり結論です。

仕事に関する9つの嘘

  1. 「どの会社」で働くかが大事。
  2. 「最高の計画」があれば勝てる。
  3. 最高の企業は「目標」を連鎖させる。
  4. 最高の人材は「オールラウンダー」である。
  5. 人は「フィードバック」を求めている。
  6. 人は「他人」を正しく評価できる。
  7. 人には「ポテンシャル」がある。
  8. ワークライフバランス」が何より大切だ。
  9. 「リーダーシップ」というものがある。

少なくともどれか一つだけでも信じていた人は多いのではないでしょうか。

さて、ではこれらの9つの嘘に対しての9つのホントです。

仕事に関する9つのホント

  1. 「どのチーム」で働くかが大事。
  2. 「最高の情報」があれば勝てる。
  3. 最高の企業は「意味」を連鎖させる。
  4. 最高の人材は「尖っている」。
  5. 人は「注目」を求めている。
  6. 人は「自分の経験」なら正しく評価できる。
  7. 人には「モメンタム」がある。
  8. 「仕事への愛」が一番大切。
  9. われわれは「尖り」についていく。

以上です。では、ここまで読んで下さってありがとうございました(*´ω`)

・・・・・・、はい、中身もきちんとまとめます。

といっても全てまとめると長くなるので、僕が気になった嘘とホントについてまとめます。

どの会社で働くかが大事

  • 大手で働くことが良い。
  • あの会社は辞めなさい。

などといったことをたまに聞きます。

日本において、そのようなことを言っている人もまだまだ少なくないでしょう。

大手や中小企業に関わらず、あなたの人生においてどの会社で働くかは重要ではありません。

はじめに選ぶときは「会社」として始まるかもしれませんが、それはすぐに全く別のものに変わります。

それは、「どのチーム」で働くかが大事、ということです。

評判が悪い会社でも「良いチーム」に入ると仕事を辞めにくくなります。

逆に、評判が良い会社に入っても「悪いチーム」に入ると仕事を辞めたくなります。

良いチーム、つまり好業績のチームの従業員は以下の8つの質問についてを高評価で評価します。

  1. 「会社の指名」に貢献したいと心から思っている。
  2. 仕事で「自分に期待されていること」をはっきりと理解している。
  3. 所属チームでは「価値観が同じ人」に囲まれている。
  4. 仕事で「強みを発揮する機会」が毎日ある。
  5. 私には「チームメイト」がついている。
  6. 「優れた仕事」をすれば必ず認められると知っている。
  7. 「会社の未来」に絶大な自信を持っている。
  8. 仕事でつねに「成長」を促されている。

これら8つの質問について高評価な人たちが集まっているチームは好業績の良いチームとなります。

ちなみにこの8つの質問は会社間よりもチーム間でのばらつきが大きいです。

つまり会社ではなく、チームで判断して会社を離れていくということです。

チームは総じて個人の居場所を作ります。

あなたがその会社を辞めるきっかけはそのチームが合わなかったり、不満があるということです。

転職するときには、優れた企業文化があるかどうかではなく、そのチームがよいチームをつくるためにどんな努力をしているのかを考えましょう。

優れた企業文化があってもそれが社員に浸透していなかったり、優れたリーダーがいなければあなたはまた転職を繰り返すことになるかもしれません。

チームとは、自分一人ではなしえない何かのために、一人ひとりの際立った貢献を活用する、人類史上最高の発明品なのです。

ちなみに余談ですが、先ほどの8つの質問はこの『仕事に関する9つの嘘』の中に度々出てきます。そして、これらの質問は回答者が曖昧に答えないようにとある工夫がなされています。気になる方は少し考えてみてください。答えがわからない方はぜひ、本書を買うことをオススメします(笑)。

またチーム文化のつくり方についてはこちらも読んでみて下さい!(^^)!

 

yusske.hateblo.jp

 

最高の人材は「オールラウンダー」である

あなたはリオネル・メッシを知っているでしょうか。あの史上最高のサッカー選手といわれているリオネル・メッシです。

メッシはサッカーボールでやるべきことのほぼすべて、パス、ドリブル、シュート、タックルのすべてを左足だけでやる選手です。つまりメッシは左足でのプレイに特化したからこそ、史上最高のサッカー選手になったのです。

会社にも同じことがいえます。

そもそも会社は、標準的なモデルに照らして社員を評価し、モデルにできるだけ近づくことを求めます。「最高の人材はオールラウンダーである」という嘘の上に会社は成り立っています。

しかし、オールラウンダーの方が優れているということは証明しようがありません。

世界をけん引してきた様々なリーダー、ジョン・F・ケネディやスティーヴ・ジョブズがオールラウンダーかといわれると必ずしもそうではありません。

特にスティーヴ・ジョブズは顕著でしょう。性格もあまりよろしくないみたいですし、会社を一度クビになっています。

実際に現実世界のハイパフォーマーは、個性的で際立っていて、自信のユニークなところを理解し、それを賢く伸ばしているので秀でています。

オールラウンダーが優れているというのは幻です。

成長とは実際のところ、欠けている能力を獲得できるかどうかではなく、すでにもっている能力のインパクトをどれだけ高められるかにかかっています。

だからこそ、得意なことに磨きをかけて伸ばしていくことが大切です。

ちなみに、人材に関してはオールラウンダーではなく得意なことを伸ばし秀でる「尖り」が大切ですが、チームに関してはオールラウンダーを目指すことが大切です。

様々な「尖り」をもった人たちが集まって、チームとしてオールラウンダーになれば良いのです。

ちなみにこの得意なことを伸ばし秀でる「尖り」はウソの9番目である〈「リーダーシップ」というものがある〉にも通ずるものがあります。

最後に

さて、いかがだったでしょうか。

9つの嘘ですが、まさにその通りだなと思います。

実際、頭の中では9つのホントはわかっていても、つい周りの意見や風潮に流されて9つの嘘を信じているように思います。

9つの嘘は著者たちの主張によると、会社の管理のしやすさなどがおおもとにあるみたいです。

そのため、管理のしやすさが本当に会社にとって良いのかどうかを再検討してみても良いのかもしれません。

それでは、ここまで読んで下さってありがとうございました(*´ω`)